大まかなストーリー
文明の十字路として古来より発展を続けたショウエネ地方だが、景観に対する意識が低く街はとても汚染していた。
地方の現状を憂いた(というか個人的に嫌悪していた)クリーンはポケモンバトルを究めチャンピオンとなり、ジムリーダーを通し省エネやリサイクルの精神を広く民に伝えることとした。
しかし、町がきれいになる一方で、毒ポケモン愛好家やごみの分別がわからない人たちの反感を買うこととなった……。
そんな中、田舎町レイラタウンを旅立つリトとミカ! 彼らが見る、チューリップ畑以外の世界とは。そして悪の組織ガスマスク団とは!?
※()内の情報が曖昧です。鵜呑みにはされませんよう。
はじまりの町=レイラタウン(トルコ語で“チューリップ”を表すラーレから)
主人公
キャラクターデザイン:粉さん
デフォルトネームはリトとミカ。
名前の由来はちりとりと美化。選ばなかった主人公はクラスメイトとして主人公と同日に旅立つ。
座学もバトルも優秀な美化委員。
ソウジ先生
キャラクターデザイン:氷上みり
主人公たちの担任の先生で、美化委員の顧問でもある。
主人公とクラスメイトに最初のパートナーと調査ノート(お手製ポケモン図鑑)を託す。
チューリップ畑が広がる田舎町。大気汚染の影響をほとんど受けていない。
その次の町=チェイズタウン(伝統工芸)
主人公たちが最初に訪れる町。
かつてジムがあったが、景観が良いという理由で、チャンピオン交代の際ジムを壊し他のもっと汚い町にジムを移した。
そんな経緯もあり、現チャンピオンを恨む住民もいる。
2=ボンジュタウン(同) シエル(水)
キャラクターデザイン:リーさん
シェルダー、パールル
海の家のオーナー。というかジムが海の家。
猫かぶり。髪飾りは生花で、毎日変わる。
ジムのポリシーはゴミ全回収。砂浜などでゴミ回収と分別に協力したトレーナーにはサイコソーダを一本サービスしている。
その愛くるしさとは裏腹に、エースのパールルが非常に強く、新人トレーナーたちからは「海の家止め」と呼ばれ恐れられている。
「やきそば二人前お待たせしましたぁ」「チャレンジャー、一名様ですねぇ!」
3=ブルノットシティ(絨毯の織り方ダブルノット+イスタンブル)経済の中心。 カルマ(雷)
キャラクターデザイン:青氷さん
ショウエネ地方経済の中心。
デンリュウ(照明担当)、ロトム(モーター)、エレザード(太陽光発電)
「すげぇだろ、これ………全部太陽の力で動いてるんだぜ………エコだろ?」
ヴィリ
キャラクターデザイン:月居りなさん
ブルノットシティのストリートチルドレン。
スラムでの勢力を増すガスマスク団にはじめは怯えていたが、次第に思想に同調するようになる。
そんなときに主人公とジムリーダー・カルマに出会い……
4=スマックタウン(織り方+ロック) イソとシオヤ(岩)
キャラクターデザイン:粉さん
見た目がワイルドだが性格はワイルドではない「イソ」と、イソの生き方に憧れて遥々カントーからフォークギターの弟子になった「シオヤ」のコンビ。
ダブルバトル以外に、じゃんけんにも勝たないとバッジは貰えない(いずれか一人に勝てればよい。)
5=キリムシティ(文様+クリミア) エスカ(虫)
キリムシティジムリーダー・エスカ(水方織絵さん)
アイアント(相棒)、アゲハント、アリアドス、アーマルド
口数少ない、ショウエネ指折りの美食家お嬢様。ヤセの大食い。
お金持ちだが、食材の無駄を出さず食べられるだけ食べ尽くしてゴミを減らす事を推奨している。
ケーキだろうがスナック菓子だろうが余裕で食らう。養分は全て胸に行く(お約束!)
また虫取りも大好きで、虫ポケモンを見つけたらとりあえず網を振るう。しかし別に乱獲するわけではなく、逃げるのを捕まえるのが楽しいだけらしい。キャッチ&リリース。
「そう、あなた……美味しそうね」
7=チュナルシティ(絨毯織りの名家) ラナ(飛行)
キャラクターデザイン・街設定:とのさん
もともと、自然が豊かでとても空気が澄んでおり、長い旅を終えた飛行ポケモンたちが羽休み場所として訪れていた。
人々は飛行ポケモンが落としていった美しい羽や、草花の染料で染めた糸で繊細な織模様の絨毯や布を編み、それを生業にしていた。
街の中心部にはラナンキュラスの花畑があり、特にトゲキッスが多く住みつくほどに、人々の気性は穏やかで街は平穏に満ちており、トゲキッスの楽園と、ショウエネ地方でも特に美しい町であった。
しかしそれも遠い昔のことで、町が開け文明も発達すると、町も人の心も荒廃し昔の面影すらなく、飛行ポケモンの庭であった町は大気汚染でポケモンの羽は汚れ、飛べなくなった飛行ポケモンがたくさん死んでしまい、広場のラナンキュラスの花畑は枯れ果て、トゲキッスもこの街から一匹もいなくなり、そのたねポケモンのたまごが生まれることもなかった。
そうして数百年後、幼き日の現在のジムリーダーが、かつての飛行ポケモンの庭、トゲキッスの楽園の伝説を聞き、現在の町の状態を悲しみ、ラナンキュラスの花を一輪植えたそのとき、一匹のトゲキッスが彼の目の前に現れ、彼にタマゴを授け、飛び去って行く。
彼はそのタマゴを子供ながら大切に育て見守っていると、タマゴからトゲピーがうまれた。その時彼は、自分がジムリーダーとなって、生まれたトゲピーとともにこの街を昔の伝説のような姿に戻すことを決意する。
現在チュナルシティは、大気汚染が改善され、飛行ポケモンの数が増えてきているが、まだトゲキッスは一羽も訪れていない。
8=ジジームシティ(文様ジジム) カタリーナ(地)
カバルドン、グライオン
陽気なおばさま。挑戦者をフラメンコを踊りに来た人だと間違えること山の如し。
ジムには赤い絨毯が敷かれているが、よく見るとパッチワークである。
「ありゃっバッジなくなっちゃった! じゃあキミ、今夜のディナー付き合ってね」
ガスマスク団(概要・したっぱ)
キャラクターデザイン:氷上みり
行く先々で主人公に突っかかる悪の組織。
ゴミの分別をしたくない者、分別方法がわからない者、毒タイプポケモン愛好家の集団。
近所の焼却場に迷惑をかけるばかりか環境汚染を助長する行為も多く問題視されている。
幹部(通称3R)
リデュース
キャラクターデザイン:ソルエキさん
口数をリデュースする3Rの剛将。
何を考えているのかよくわからないが、無害なので下っ端から懐かれやすい。
「……」
「何か話したほうがいいのか」
リユース
キャラクターデザイン:歌多ねここさん
ペンドラー、マルノーム、ニドラン♂(ペットであり、戦闘では使わない)
157cm、20代前半
わがままで高飛車な性格だがその一方で毒ポケモン愛好家であり、ガスマスク団にはメッシーの目的に興味を持ち参加した。
他の幹部とボスのことは「デューちゃん」「サイちゃん」「メッシちゃん」と呼んでいる。
名前がリユースなのに思想は使い捨て。
「なに? あなたもリユに使い捨てにされたいの?」
リサイクル
キャラクターデザイン:比呂さん
3Rの中では一応仕切り役だが、中二を拗らせており独りよがりなところも多い。
「ショウエネは再び廻る……ガスマスク団の手によってなァ!」
ボス:メッシー
キャラクターデザイン:吟悠雪さん
若いながらも組織をまとめるカリスマ性と強さがあり、しばしばクリーンと対比される。
だらしない性格だがいざ動くと厄介。物を捨てられない懐古主義。
クリーンの幼馴染であり、二人の思い出の場所をガスマスク団アジトとして占拠している。
二人の間に何があったのかは当事者以外誰も知らない。
四天王:アネモネ(氷)
キャラクターデザイン:とのさん
ユキメノコ、ラプラス、マニューラ、グレイシア
元チュナルシティジムリーダーで、現ジムリーダー、ラナの十二歳年上の姉。ぎりぎり二十代。
顔立ちがよく似ていて血縁関係を窺わせるものの、背丈があまりにも似つかわしくない。
彼女の身長は180cmでラナの身長は152cm。ともに成長は止まっている。
一族はみな高身長だが、ラナだけ小さく未熟児として生まれ、自分が生まれたときに、母親から得るはずの栄養をラナの分まで奪ってしまったのではないかと、生まれたてのラナを見た幼いころに感じたのと、もともと歳が親子並みに離れているので余計に過保護になっている。
めちゃくちゃ可愛がるためラナには少々うざがられている。
快活なおばちゃ……おねいさん。しかし綿密で、穴のないシナリオ通りの試合展開へ導く、四天王にふさわしい実力の持ち主。
衣装はチュナルシティで製品された布を使ったもので、スカート部分に使われている花の刺繍はチュナルシティの伝統的な紋様。衣装でチュナルシティの布製品の宣伝をしている。
左耳にしているピアスは、ラナが右耳にしているものと同じ。元々はそれも彼女のもので、両耳にしていた。
幼い日のラナが将来ジムリーダーとしての素質があるか計る真剣勝負の際に、ラナに敗れ、その実力を認めた証として、自分の右耳のピアスを譲った。十五歳からジムリーダーをしていて、ラナが十一歳になった際にその座を譲って四天王となった。
一人称はあたし。二人称はあんた、おまえさん。
四天王:ギボウシ(悪)
キャラクターデザイン:時雨さん
アブソル、ドンカラス、ゾロアーク、キリキザン
30代(推定)、179cm
投資家の男性。
ショウエネ地方の施設の株をたくさん買ったものの、一向に株価が上がる気配がなくどうしたものかと悩んでいた。
ショウエネ地方の人気が高まれば株価も上がるはずだと思い、まずは汚染が進んでいる地方の環境を改善する必要があると考え、クリーンの活動に協力する。
元々はサラリーマンだったが、お金が好きでてっとり早く貯金を増やしたいと思い、投資を始める。冷静沈着で感情の変化がほとんどないが、貯金額が大きく減るとやや感情的になる。
少しでも多く貯金にまわしたいので、新しいものは買わずに古いものを修理して使っている。パソコンも古いモデルのものを直して使っているため動作が遅い。
徹夜で世界の経済状況を観察するせいで寝不足気味。だんだん目の下の隈が濃くなっている。
タバコを吸っていたが、四天王になると同時にやめた。今は棒つき飴をくわえている。
四天王:トリナ(霊)
キャラクターデザイン:時雨さん
ムウマージ、フワライド、ヨノワール、パンプジン
22歳、169cm
穏やかな性格の女性。誰に対しても敬語を使う。
争いごとを好まない心優しい性格なので、出来るだけ話し合いで解決しようとする。
趣味は家庭菜園で、木の実や花の知識は豊富。
美しい自然に囲まれた町にて緑と共に育ったため、自然が豊かなことは素晴らしいと考えている。
そのため、ショウエネ地方をキレイにしようというクリーンの活動に賛成し、協力している。
四天王:レンジア(炎)
キャラクターデザイン:水方織絵さん
炎使い。26〜28歳、185cm。
コータス♂(相棒)、ゴウカザル♂、ヘルガー♂、ブーバーン♂(切り札)
ショウエネ地方四天王の一角。エスカ以上の金持ちである。
リーグに入ってからは≪道楽≫と称して(頼まれてもいないのに)チャンピオンであるクリーンの執事のような真似事をしている。今まで他人に頭を下げられてばかりの人生だったため、他人に頭を下げるのが面白くて堪らないらしい。エスカ曰く「悪趣味」。
美しいもの全般を愛しているため、クリーンを筆頭とするジムリーグの美化活動にも理解を示し、クリーンに命じられれば自ら進んでそれに参加する。しかし、「この世で最も美しいものは全てを飲み込む炎である」という美学こそが彼の本性であり、汚い景観に出会えば「燃やしてェーーー」と素で考えるようなある種の危険思想を持っている。でも普段は滅多に言わないし、別にそれを実行して犯罪者になるつもりもない。(それこそ打ち明けるなら主人公だけとかそういうの希望)
「チャンピオンの仰せのままに。」
「流石に自分より下の人間に頭を下げるのはなァ…」
「全てを飲み込む業火こそ美しい。そうだろう?」
チャンピオン:クリーン
キャラクターデザイン:粉さん
チャンピオンロードを汚しては掃除している潔癖症。
地方民の環境への意識が低く町がきたないせいで観光客が来ない&ゆえにトレーナーのレベルが頭打ち&世界ポケモンリーグ連盟(的な組織)からもそっぽ向かれるという三重苦のショウエネ地方を憂いて、チャンピオンを志し実際その地位に就く。
しかし、その後のやり方が強引で(きれいな町のジムリを切って汚い町にジムリを就任させる、など)賛否両論。潔癖なせいで発想も極端。
「この俺が! 世界で一番! キレイってことなんだよ!」
その他使えそうなもの
・トゥーオヤ、フィルケテオヤ(伝統工芸。遺跡の名前なんかに)
・オズイペッキ(絨毯織りの名家)